《当会の歴史》
- 1987年4月、北海道網走支庁(現:オホーツク総合振興局)管内にある「北見市」在住の野鳥愛好家を中心に、「日本野鳥の会北見支部」として設立。
- 1997年4月、北見市民以外の会員も増え、活動エリアも広域になったことから、より広い視野で活動を展開するため「日本野鳥の会オホーツク支部」へ名称を変更。
- 2006年2月、知床半島を中心とした広い地域に油に汚染された海鳥の死体が大量漂着(5,600羽:当会調べ)する事件が発生、関係各機関への協力はもちろん、独自の現地調査や情報発信など、積極的な対応を行う。
- 2006年6月、現代のオホーツクで活動する者としての想いを込めたオリジナル・エンブレムを制定。
- 2008年春、管内において高病原性鳥インフルエンザの発症が確認され、オオハクチョウを中心とした水禽類の監視活動を行う。
- 2009年5月、これまでの活動が認められ、「第63回全国野鳥保護のつどい」において、野生生物保護功労団体として表彰(環境省自然環境局長賞)される。
- 2010年4月、国の公益法人制度改革により、「日本野鳥の会オホーツク」へ名称を変更。
《当会の運営・性格》
- 設立当初より、10名前後のスタッフが中心となって運営を続けています。
- スタッフは代表以下全員ボランティアで、報酬はありません。
- 専用事務所は設置しておらず、事務局長の自宅に間借りする形となっています。
- 当会は「財団法人(今後、公益財団法人となります)日本野鳥の会(以下便宜上“財団本部”と呼びます)」の協力団体です。
- 当会自体は法人格は有しておらず、任意団体となります。
《会員の構成》
- 設立当初は30名ほどでしたが、年々入会者が増え、2010年2月現在、227名となっています。
- このうち、地元オホーツク圏の会員は78%、オホーツク圏以外の道内会員は10%、道外会員は12%となっています(右グラフ参照:地域名の横の数字は会員数を示す:2010年2月現在)。
- 会員の大半が北見市と網走市に集中しており、他の市町村では極端に少ない傾向にあります。人的不足もあり、探鳥会を活動エリア各地で満遍なく実施できないなど、私どもの努力不足は否めません。今後の課題です。
- 近年は地元オホーツク圏のみならず、札幌などの道内他地域、また首都圏など道外にお住まいの方々が入会されることも増えています。
- 年代別では中高年の方々が中心となっており、ご夫婦やご家族で入会され、健康増進・夫婦(家庭)円満などの目的で積極的に探鳥会などの活動に参加される方も多くおられます。
- 当会は運営スタッフをはじめ30〜40代の若い世代の会員が比較的多いことも特徴の一つです。
- 近年は網走市にある東京農業大学オホーツクキャンパスの学生らが積極的に参加されており、幹事等のスタッフとして当会の運営の一翼を担う活躍をしてくれています。
《主な活動内容》
- 毎月、会報『Bird Call』を発行しています。内容は鳥情報やエッセイ、その他企画記事など。諸物高騰・経費削減が叫ばれ、各団体が軒並み会報の発行回数を減らす中、苦心しながら発刊以来今日まで「毎月発行」というペースを守り続けています。健康上の理由や遠方在住で探鳥会などの活動になかなか参加できない会員の方々が多い中、せめて会報だけでも毎月お手元に届けたいという想いからです。立派なものではありませんが、気持ちはこもっています。
- オホーツク圏各地の探鳥地で年22回ほどの定例探鳥会を実施しているほか、早朝探鳥会なども可能な限り企画実施しています(“イベントのご案内”をご覧ください)。
- 会員向けの探鳥ツアーなども企画実施しています。
- 海岸調査講習会や出前探鳥会など、各種の講座等を企画実施しています。
- 環境省や(公益)財団法人日本野鳥の会の全国調査など、自然を守るための調査・監視活動に協力しています。
- 海岸調査など、支部独自の調査・監視活動を継続して行っています。
- 地域の自治体や各種団体が行うイベントや環境教育活動などへの講師派遣を行っています。
- 当Webサイト(日本語版/英語版)や油汚染専門ブログなどを運営し、国内外へ向けて地域からの情報発信を続けています。
- エンブレムをモチーフとした各種オリジナルグッズを制作し、会員向けにほぼ原価で販売しています。
- 会員はもとより、一般の方々や野鳥を研究している学生、報道関係などの問い合わせに誠意をもって対応しています。
《活動エリアとその特徴》
- 当会の活動エリアは北海道オホーツク総合振興局(旧網走支庁)の管内を主としています。
- このエリアには、北見市・網走市・紋別市・雄武町・西興部村・興部町・滝上町・遠軽町・湧別町・佐呂間町・置戸町・訓子府町・美幌町・津別町・大空町・小清水町・清里町・斜里町の18市町村があります。
- このエリアの面積は10,690km2(新潟県に匹敵)、人口は約325,000人です。海岸線の総延長は約280kmです。
- エリアの中には知床国立公園・阿寒国立公園・網走国定公園・斜里岳道立自然公園・天塩岳道立自然公園が含まれており、北海道の中でも特に自然景観豊かな地域です。
- コムケ湖・シブノツナイ湖・サロマ湖・能取湖・網走湖・藻琴湖・濤沸湖・濤釣沼・知床五湖など、湖沼が多いことも特徴の一つです。
- 冬期間の寒さは厳しいものの、年間を通じて晴天の日が多く(年間平均降水量は約800mm)、気候は比較的穏やかです。
- 冬季(例年1月下旬〜3月)には、流氷がオホーツク海を覆います。
《入会するには》
- 当会は随時会員募集中です。特別な資格や制約などはありません。野鳥や自然が好きな方ならば、どなたでも会員になれます。
- 探鳥会などの活動への参加義務はありません。「活動には直接参加できないが資金的にバックアップしたい」といったおこころざしも歓迎いたします。遠方の方も大歓迎です。ご検討ください。
- もちろん、「探鳥会リーダーとして頑張ってみたい」という方(“こんな探鳥会をやってみたい”などという企画の持ち込みも歓迎です)、「これまでの社会での経験を何かの形で活かしたい」とお考えの方など、積極的に当会の運営に携わりたい方も大歓迎です。年齢・性別等は問いません。是非あなたの力を貸してください。
- 当会(日本野鳥の会オホーツク)の年会費は1,500円です。これ以外に財団本部の事務経費分として1,000円、初回のみ入会金として1,000円が必要となります。つまり、合計3,500円/年(2年目以降は2,500円)となります。当会の会報が毎月届きます。
- 当会+財団本部にもご入会いただく場合(当会の会報+本部発行の『野鳥』誌が年10回届きます)は、当会の年会費1,500円+財団本部年会費5,000円+初回のみ入会金1,000円となり、合計7,500円/年となります(2年目以降は6,500円)。
- 財団本部の年会費は、小中学生、高校生、70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方などを対象とした割引制度があります。
- 個人/法人特別会員制度や生涯会員制度などもあります。
- 会員になると宿泊施設やレンタカーなどが格安でご利用いただける割引制度もございます。詳しくは以下の財団本部Webページをご参照ください。オホーツク圏の協定旅館(2軒)は“リンク集”のページに掲載しています。そちらもご覧ください。
- 会員種別や各種制度など、詳しくはこちらの財団本部Webページ、もしくは入会パンフレットをご参照ください。
- 探鳥会などのイベントの際には、入会パンフレットや当会が発行している会報『Bird Call』などをセットにした「スターターキット」をご希望に応じて無料でお渡ししています。イベントに参加する機会が持てない方へはこちらからお送りさせていただくこともできますので、管理人までお気軽にお問い合わせください。
- また、網走市呼人の喫茶店『Tea Salon ふれっぷ』でも入会パンフレットをお配りしています。『ふれっぷ』では図鑑や双眼鏡など、各種バードウォッチンググッズの注文受付や販売、また当会オリジナルグッズの販売も行っております。お近くをお通りの際、呼人探鳥遊歩道へ行かれる際には是非一度お立ち寄りください。優しいママと美味しい珈琲がお迎えいたします。
- オホーツク圏内において、入会パンフレットなどを置いていただけるお店や施設を随時募集しています。協力店・施設は当サイトや会報にてご紹介させていただきます。管理人までご一報ください。ご協力をよろしくお願いいたします。
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