アカガシラサギ
Ardeola bacchus



中国からベトナム・ビルマ東部にかけて生息するとされる小型のサギ類で、
日本ではまれな旅鳥や冬鳥として記録されています。
西日本では比較的記録が多いようですが、北海道では日本海側の離島や根室管内の標津町、
またオホーツク圏で数度記録されている程度です。
オホーツク圏ではこれまでに網走市藻琴湖・斜里町・涛沸湖で記録があります。
北海道全体を見ても春(5月〜6月)の記録が多いようですが、
涛沸湖では2003年の秋に観察されています。
白っぽく見える(特に飛翔時)ため比較的目立つのですが、
実際にはヨシ原の中に入ることが多いため見逃されているだけで、
案外定期的に通過しているのかも知れません。




冬羽 2003.09.27 涛沸湖



上と同じ個体 2003.09.27 涛沸湖



上2点と同一個体 2003.09.28 濤沸湖(撮影:たろべえさん)