ハマヒバリ
Shore Lark   Eremophila alpestris


写真1
2010年3月27日 湧別町 (撮影:ゆきさん)
顔が黄色く、眼先から頬にかけてと、頭側線が黒い.
写真2
データは写真1に同じ(ただし、別個体)
上胸には黒い帯があり、目立つ.角状の黒い冠羽があるが、♀は短く、あまり目立たない.
写真3
データは写真1に同じ(個体も同一)
飛翔時も顔や上胸の模様がよく目立つ.写真1,3は顔の黄色みが薄く、写真2は濃い個体.


体長16.5cm ヒバリ(Alauda arvensis)とほぼ同大
オホーツク圏ではまれな冬鳥または旅鳥として、これまでに4例[1983年12月/紋別市コムケ湖][1984年12月コムケ湖][2010年3月27日/湧別町川西/3羽(写真1-3)][2010年4月24-26日/網走市能取岬/1羽]が報告されているほか、観察例はほかに数例程度あるものと思われる。
ヒバリは顔に黄色みがなく、角状の冠羽もない。地鳴きは本種が“チュィ、チュィ”や“ピリッ、ピリッ”と聞こえるのに対し、ヒバリは“ビュルッ”。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009