イカルチドリ
Charadrius placidus
本州を中心に日本全国に広く分布するチドリ類です。 北海道では以前はまれとされていましたが、近年は観察例が多くなり、 普通に生息していることが分かってきました。 北海道でも繁殖しており、厳冬期には南へ移動する個体が多いものの、越冬する個体もいます。 コチドリやメダイチドリなどと違って滅多に干潟に出ることはなく、 砂礫の河原がある河川上流〜中流域で多く見られます。 内陸部では最も見やすいチドリ類かも知れません。 コチドリとよく似ていますが、体がやや大きく、足と嘴が長くてスラッとして見えます。 成鳥では黄色いアイリングが細いためあまり目立たず、 飛ぶと翼の上面に細い白帯が出ることも異なっている点です。 |
夏羽 2001.05.24 北海道