コシアカツバメ | |
Red-rumped Swallow | Hirundo daurica |
写真1 2002年11月15日 網走市 (撮影:管理人) 赤褐色の腰が目立つ.尾は深い燕尾. |
写真2 データは写真1に同じ 目の後方から側頸にかけても赤褐色. |
写真3 データは写真1に同じ 下面には細かな縦斑が密に出る. |
写真4 データは写真1に同じ 喉は白く、細かな斑が密にある.この個体は下面の縦斑がやや細め. |
体長19cm ツバメ(Hirundo rustica)より大きい | |
オホーツク圏ではまれな旅鳥として渡来し、沿岸部で観察される例が多い。初冬に群れで渡来した例[2002年11月15日/網走市等/30±羽]がある。この例では、前日の14日より網走市から斜里町に至る沿岸各地で本種らしい鳥の少群を見かけたという未確認情報が相次ぎ、翌15日になって30±羽の群れが網走市二ッ岩海岸で確認されるに至った。同地では19日にも1羽が確認され、その他にもオホーツク圏内陸部や日高地方などで同時期に少群が確認された。渡りの時期としては遅過ぎることから、何らかのアクシデントで一度に相当数の個体がオホーツク圏のみならず道内各地に迷行した可能性が考えられた。 | |
ツバメは腰が黒く(本種は名の通り赤褐色)、体下面に縦斑はない。北米産のサンショクツバメ(Cliff Swallow/H.pyrrhonota/日本未記録種)は腰が赤褐色な点では似るが、小さくて(およそショウドウツバメ大)尾は短い角尾であり、下面に縦斑はない。喉が暗色(幼鳥では淡色のものもいる)で、日本に渡来する可能性がある北部の個体の額は白い。後頸から胸・脇にかけて淡褐色みを帯びており、後頸では頭部と背を分かつ帯状となる。 |