メダイチドリ
Lesser Sand Plover   Charadrius mongolus


写真1
2005年9月11日 紋別市コムケ湖 成鳥夏羽→冬羽 (撮影:なべよしさん)
夏羽は胸から脇にかけてオレンジ色を帯びる.
写真2
2005年9月17日 紋別市コムケ湖 幼鳥 (撮影:なべよしさん)
幼鳥は成鳥冬羽に似るが、上面の羽に淡色の縁取りがある(幼羽).
写真3
2005年9月11日 紋別市コムケ湖 幼鳥の群れ (撮影:なべよしさん)
飛翔時、翼上面に白帯がある.尾端からの足の突出はないか、あってもわずか.
写真4
2007年9月15日 紋別市コムケ湖 幼鳥 (撮影:なべよしさん)
胸のバフ色みや足の色には個体差がある。


体長20cm 翼開長45-58cm コチドリ(Charadrius dubius)より大きい
オホーツク圏では旅鳥として渡来し、海岸近くの湖沼や河口などで普通に見られる。干潟や砂浜海岸などを好み、草原や耕地、内陸の河川敷などにはあまり入らない。数羽から十数羽程度の少群で見られることが多い。
オオメダイチドリ(C.leschenaultii)は、大きくて足が長く、嘴も長い。全体的にすらっとして見え、飛翔時には足が尾端から大きく突出する。コチドリやシロチドリ(C.alexandrinus)、イカルチドリ(C.placidus)らは頭部と背が白い帯(“襟”)で区切られている点などで異なっている。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009