オオヨシゴイ
Ixobrychus eurhythmus



北海道で繁殖するとされていますが近年の確実な記録はない、幻の鳥です。
本州でごく少数が局地的に繁殖していますが、絶滅が危惧されています。
オホーツク圏ではこれまで未記録でしたが、
台風が通過した直後の2002年10月11日に、北見市内において
若い個体と思われる♂1羽の死体が拾得されました。
渡り途中の個体が台風に巻き込まれ、内陸まで運ばれて衰弱死したものと考えられます。
現在、この個体の剥製が置戸町の郷土資料館に保管・展示されています。



♂(若い個体・剥製) 2004.06.06 置戸町郷土資料館


右奥のオシドリと比較すると、
意外と小さいことが分かる
(撮影データは上と同様)
本種は脛に生える羽毛が中ほどで途切れているが、
ヨシゴイでは踵まで(脛全体という意味)羽毛で
覆われている点も相違点の一つ。
(撮影データは上2点と同様)