シラガホオジロ
Emberiza leucocephalos
北海道には数少ない冬鳥として渡来し,単独から数羽の小群で見られることが多いです。 オホーツク圏では比較的まれな種で、毎年必ず記録されているわけではありません。 ユキホオジロやツメナガホオジロがいるような海岸や荒れ地での確認例が多く、 何かに驚いて飛び立つ際にはややヒバリに似た”ビュルッ!”という声で鳴くこともあります。 そうして飛び立つと、そのまま地面に降りたりブッシュに入ったりせずに、 まずテトラポッドなどに一度止まり、周囲を確認してから地面へ戻るということが多いように思います。 静止時にはやや大振りの体つきと、赤褐色の地に淡褐色の鱗模様がある腰がよく目立ちます。 ♂の夏羽は顔から喉にかけて赤褐色で、頭上と耳羽が白く、特徴的なパターンになります。 ♂冬羽は基本的な配色は変わりませんが、褐色や淡褐色の斑が多く、ぼやけた印象です。 ♀の顔は淡(灰)褐色で赤みがありません。 |
♂成鳥夏羽に換羽中 2004.05.08 礼文島(撮影:たろべえさん)