トウネン
Calidris ruficollis
春と秋に渡来する旅鳥で、シギ類の中ではもっとも見る機会の多い種です。 涛沸湖やコムケ湖・能取湖などはシギチドリ類のメッカですが、中でも本種は数が多く、 ピーク時には数百羽の群れがよく見られます。 大きさ的にはスズメ程度ですので、観察距離が遠いと識別に苦労しますが、 根気強く群れを見ていくと、群れの中に混じるヘラシギやキリアイなどの 希少種を発見することができるでしょう。 とにかく数が多いため、まず本種をじっくりと観察して色々な個体の特徴を覚えてしまうことが シギチドリ類の識別の近道と言えます。 |
夏羽 2003.06.04 斜里町